icon_3g_128「うちに入社して、将来的にどんな状態を目指したいですか?」と質問されたら、どう答えますか?志望する企業で具体的に何を目指し、何を実現したいかまで長期目線で語れる準備はできていますか?自分の1年後、3年後、5年後、将来の事なんてわからないと考える人もいるかもしれませんが、自分がどうありたいかをイメージしておくことは大切です。そのイメージを持っているかどうかで築けるキャリアも大きく変わってきます。また、面接でそれを話せれば企業にとってもあなたを採用するメリットが明確になり、より良い転職を実現することができるでしょう。

ここでは、面接対策として自分の将来ビジョンを考えるポイントをご紹介します。

時間軸で切り分けてビジョンを考えてみましょう

将来ビジョンと言っても、いったいどれくらい先のことをイメージすればいいのかわかりづらいですよね。ポイントは時間軸で切り分け、それぞれについて考えることです。具体的には、下記の3つの軸で考えてみると良いでしょう。下に行くほど難易度が上がりますので、上から順にじっくり考えてみてください。

日々

将来ビジョンのベースとなる部分で、最もイメージしやすい内容です。自分が働く上で、日々どうありたいか、どうあり続けたいかを考えてみましょう。いわゆる自分自身の仕事に対するポリシーです。その会社でどうありたいかというよりも、自分自身か一社会人としてどうありたいかというイメージです。例えば、常に学ぶ姿勢を持ち、自ら学習の機会を作るなど、働く上で常に意識しておきたいことをイメージしてみましょう。将来ビジョンがなかなか思いつかない人でも、ここについては最低限考えておく必要があります。

中期的目線

日々のビジョンに次いで考えやすい内容です。志望企業に入社して、将来的にどのような業務やポジションに携わりたいかを考えてみましょう。例えば、1年後にチームリーダー、3年以内にはマネージャーなどの責任あるポジションで働きたいといったイメージです。また、なぜその姿を自分は目指したいのかという裏付け理由も大切です。

また、女性の場合は結婚や出産などのライフイベントを迎えたときにどうキャリアを積む決断をするのかも大切です。もしまだ予定がないという女性の場合は、自分がもしそのライフイベントを迎えたら、どのような働き方を選ぶのかということまで想像を膨らませておきましょう。また、ライフイベントを目前に控えている、もしくは真っ只中という人の場合は、パートナーとの意見交換も大切です。

この項目について考えるためには、志望企業での仕事内容や、組織についての情報を少なからず把握しておく必要があります。全く情報もなしに自分のイメージだけで話してしまうと、「それ、うちではできないよ」と言われ、面接の場に何とも言えない気まずい雰囲気が流れる羽目になりますので要注意です。

長期的目線

このビジョンが最も難易度の高い内容です。志望企業に入社して、そこの仕事に従事して将来的にどんなことを実現したいのかということを考えてみましょう。これについては少しスケールの大きな話になってきます。社会的価値の創造や、社会貢献など、その企業の事業を通じて自分自身が実現できうることを考えてみましょう。

こちらも中期的目線同様に、企業についての情報を把握しておく必要があります。長期目線の場合、今回志望している職種の仕事だけではなく、会社の事業内容や、今後の展望などのスケールの大きな情報が必要です。その情報を踏まえ、自分はその会社でどんなキャリアを積み、将来的にどんな位置にいて、何を実現したいのかというイメージを膨らませるのです。

重要なのは企業ビジョンの方向性と一致していること

日々、中期、長期と3段階で自分自身の将来ビジョンはイメージできましたか?イメージできたら、それが企業ビジョンの方向性と一致しているか、必ず確認をしましょう。

面接は企業と自分のお見合いのようなものです。自分は将来海外で暮らしたいと考えていても、相手が日本国内での居住しか考えていないとなれば、価値観の違いから破談してしまうでしょう。大切なのは、両者のビジョンや方向性が一致していることです。独りよがりの将来ビジョンを語るのではなく、企業との共通点を見つけながら伝えることがより効果的です。

女性はライフイベントの捉え方に注意

それぞれ企業には社風があります。老舗の国内大手企業の場合、まだまだ女性は結婚したら最前線から退くという考えが残っているケースもありますし、一方で外資系であれば結婚しても出産してもバリバリ働けばいいという考え方の企業もあります。

女性の場合、将来ビジョンを描く上でライフイベントは無視できない存在です。それらを迎えても変わらぬ働き方をするのか、または少し働き方を変えるつもりなのか、仕事における将来ビジョンとセットで考えた方が良いでしょう。それを踏まえたうえで、自分の望む将来ビジョンと、志望企業のライフイベントに対する考え方の方向性が一致しているかどうかはしっかりと見極めておきましょう。