icon_4b_128転職活動をしていれば、志望理由は必ず面接で聞かれる質問ですね。どうしてその企業を志望するのか、自分の中ではなんとなくイメージができていても、面接官に伝わらなければまったく意味がありません。志望理由はいわば、企業へのラブコールです。自分はこの会社にこんな魅力を感じている、自分はこの会社でこんな力を発揮することができるといった、その企業を志望する明確な理由と、自分を採用するメリットを相手にアピールすることが重要なのです。

それを伝えるためには事前準備が欠かせません。ここでは志望理由を正しく伝えるための事前準備のポイントをご紹介します。女性がやりがちなミスもあるので、よくチェックしてみてください。

3つの観点から理由づけ

志望理由を整理するために、下記の3つの観点について上から順に理由づけをしてみてください。

1.業界

なぜその業界を志望するのか、理由づけをしてください。その業界の成長性や社会貢献力、業界としての課題などの視点から考えてみると良いでしょう。現職と同じ業界で転職を希望するのか、それとも違う業界への転職を希望しているのかで、所持している情報量も変わってきます。業界全体の動向を把握するための情報収集をする必要があるでしょう。

2.職種

なぜその職種を志望するのか、理由づけをしてください。現職とまったく同じ職種なのか、親和性の高い職種なのか、まったくの未経験の職種なのかで理由は大きく変わってくるはずです。

同業界、同職種を志望する場合は、現職と違う点を探して志望理由として伝えるとより効果的です。未経験職種の場合は、正しく志望する職種の事を知ることから始めましょう。

3.企業

3つの観点の中でここが最も重要です。考えるポイントは2点。その企業の内側と外側にそれぞれ着目してみてください。

まず内側とは、その企業のビジョンや風土、働く人などについてです。次に外側とは、業界内の位置づけやサービス・商材などの対外的な要素を指します。それぞれについて、具体的にどのように共感したり、魅力を感じたりするのか、また自分の能力をいかに発揮できそうかということを整理してみてください。

3つの理由づけができたらチェック!

面接対策をする上で大切なのが、考える順序です。志望理由を考える前に、自分自身の転職理由を整理しておくことが大きなポイントです。転職理由と志望理由は表裏一体。転職理由がその会社を志望する裏付けになっている必要があります。

上記の3つの観点からの理由づけができたら、転職理由との一貫性をチェックしてみてください。矛盾する点はないか、転職理由はこの企業を志望し、入社することで叶えられるのかを整理しておきましょう。

面接官はここを見ている!

面接で志望理由を聞かれるとき、面接官は下記のポイントを重視しています。

  1. どの会社に対しても使いまわしできるような志望理由ではないか
  2. 会社のことを調べた上で話している内容かどうか
  3. やりたいことだけではなく、自分の活かせる経験があるかどうか

この中でも見落としがちなポイントが3です。これをやりたい、あれをやりたい、それが貴社では実現できるということはたくさん話せても、そこで自分がどう活躍するイメージを持てていない人が多いのです。「貴社ではこれができる、私はこれができる、だからそれを活かしてここで貢献しながらさらに成長できる」ということまで考えられているか、改めて整理してみてください。

自分の片思いを伝えるだけではなく、重要なのは、相手と自分が両思いだということをアピールすることです。

女性にありがちなミス

環境重視の志望理由になっていませんか?

結婚しても、子供を産んでも仕事を続けていきたい、そんな思いで転職活動をしている女性は少なくありません。そういった女性は現職ではそれが叶わないために転職活動をしているケースも多いのが実情です。

しかし、企業の面接の中で、貴社は育休取得率が高い、産後復帰している女性が多い、働きやすそうといった制度や環境面に偏った志望理由を話してしまっていませんか?これが女性にありがちなミスです。転職理由が叶えられること、一貫性があることは重要ですが、その会社の事業や任せられる仕事などを二の次にして、女性にとってメリットの多い制度や環境などを挙げて志望理由とするのは避けた方が良いでしょう。

もし自分が面接官だったらと想像してみてください。「この人、うちの会社のやっていることをろくに知らないし、自分がどう貢献できるかもわかっていない」と思われてしまう可能性があるのです。まずは仕事について考え、そこに付け加える形で制度や環境面の事を挙げるようにしましょう。