icon_3g_128面接対策をしようと意気込み、取り組むことと言えば転職理由、志望理由、将来ビジョンといった内容が代表的です。それぞれについてじっくり考え、「うん、これだ」と思える内容がそれぞれ出来上がればOK…というわけではありません。面接対策をする上で最も重要なポイントは、転職理由や志望理由、将来ビジョンを考えた後にあるのです。ここでは、より合格に近づくための面接対策のポイントをご紹介します。

面接対策の最大のポイントは「一貫性」

面接対策で最も重視すべきポイントはズバリ「一貫性」です。一貫性と言っても具体的にどういうことかピンと来ない人もいるでしょう。まずは自分が考えた転職理由、志望理由、将来ビジョンを書き出し、手元に用意してください。用意ができたらそれを下のサイクルに当てはめてみてください。

①転職理由=現職で実現できない理由、「●●ができない、もっと●●したい」

↓だから

②志望理由=志望企業で実現できる可能性がある理由、「御社であれば●●ができる、やりがいを感じられる」

↓その結果 or 将来的に

③将来ビジョン=実現したいこと、「今後●●を実現したい、将来的に●●でありたい」

↓でも

①転職理由=現職で実現できない理由、「●●ができない、もっと●●したい」

いかがでしょうか。①、②、③の順に当てはめ、最終的にきちんと①に戻ることはできましたか?戻ることができたとすれば、それが「一貫性」があるということです。

ここについては事前にきっちり統合性が取れていないと本番でしくじります。女性の求職者によくありがちなのが、面接の場で回答に対する予期せぬ深掘りする質問をされ、慌ててその場しのぎの受け答えをし、結果矛盾が露呈するというケースです。また、1回目の面接で言っていたことと、次の面接で言っていたことが違うといったことも発生するリスクがあります。そういったことがないように、自分の考えた内容に「一貫性」があるかどうか、念入りにチェックしてみてください。

「一貫性」があると判断できた場合

もし①に戻れたのならば一貫性があると判断できるので、ひとまずOKです。ただし表面的な一貫性になっていないか、よく見直してみましょう。転職理由、志望理由、将来ビジョンのそれぞれに深みがあるかどうかを確認してみると良いでしょう。自分の考えた内容に対して「なぜ?」の問いかけを3回以上してみてください。それによって理由の掘り下げができるので、より深みのある理由になり、表面的な一貫性ではなくなるはずです。

「一貫性」がなかった場合

もし①、②、③のどこかで理由がつながらない、無理やり感のあるこじつけのように感じるという場合は、微調整、または根本からの見直しが必要になります。つながらない=矛盾があるということですので、面接官はそこについて深堀りする質問をしてくるでしょう。ただし、状況によっては一貫性を作ることが難しいケースもあります。無理やりこじつけると状況は悪化してしまうので、そう感じた方は次のトピックスを見てみてください。

そもそも「一貫性」がない転職の場合

転職理由がネガティブというか、周囲には理解してもらえない理由だから、一貫性はそもそも作れない…といった人もいるかもしれません。例えば入社して3か月、半年程度で、状態改善の努力もほとんどしないままに、感情に任せて退職という道を選んでしまった人や、上司と合わないから、仕事が合わないからといった、一見短絡的な理由で転職活動をしている人の場合、この「一貫性」は作りにくくなります。

まず大前提として、こういった理由をお持ちの方の場合、厳しい部分を突かれること、自分の非を認めなければならないということを意識しておきましょう。重要なことは面接官の納得感です。たとえ一貫性がなかったとしても、面接官が最終的に納得してくれる理由を補うことができれば、合格には近づくことができます。

では具体的にどこを補強すべきか、それは志望理由と将来ビジョンです。そして補強する前に重要なことは、転職に至る経緯を説明する上で、自分の甘さや誤りを潔く認めてしまうことです。面接官への見せ方として、まず過去の自分の非を認めたうえでさらけ出し、「だからこそ覚悟を持ってこうしていきたい!」という意欲とともに、早めに志望理由などの現在、未来のことに話を移してしまうのです。自分にとって耳の痛い部分を突かれると、人は自分を正当化するために言い訳が多くなる傾向があります。それをやってしまうと悪い方向に転がっていってしまうので、話の流れをうまく変え、補強した志望理由や将来ビジョンを明確に、強く伝えるようにしましょう。

「一貫性」を探すことが面接対策のブラッシュアップにつながる

いかがでしょうか。自分の面接対策に当てはめて考えることができそうですか?

「一貫性」を探すことで、転職理由、志望動機、将来ビジョンはそれぞれ深みを増していきます。それぞれをバラバラに考えるのではなく、最終的に一本の糸でつなぐことで、自分自身にとっても大きな道しるべとなるはずです。明確なものを持っていれば、自信を持って面接に望むこともできるでしょう。