icon_5p_128「情報収集」というと、よくわからないけれどとりあえず「やらないといけないこと」と考え、目的も明確でないままに進めてしまう人が多くいます。しかしやってはみたものの、目的が不明瞭なまま集めた情報は何に役立てればいいのかよくわからない、上っ面の情報しか集まっていないという感覚を覚えるものです。なぜならば、そこには「自分軸」がないからです。転職をする本人が当事者意識を持って情報収集をしなければ、本当に意味のある情報収集はできません。

ここでは、女性求職者に情報収集に取り組む前に意識をしてほしいポイントをまとめます。

転職活動の主役は自分自身

転職をするのはあくまで自分自身。だからこそ自分のために情報収集をするのだと考えましょう。社員数や設立年、会社の住所を調べたところで、自分に何かプラスになりますか?企業の基本情報を認識しておくことは大切ですが、自分自身の転職にとっては重要なポイントではない可能性が高いです。ざっくり言うと、重要なことは自分が何をしている企業に入って、どんな仕事をするかということです。そこから関連付けると、下記のような情報について調べるべきと言えるでしょう。

  • 事業内容…自分が興味、関心を持って働けることをしている会社ですか?
  • 業界でのその企業の位置づけ…業界の上位なのか下位なのかで仕事の内容も変わってきます
  • 業界の動向…今後どうなっていく可能性がある業界なのか
  • 具体的な職務内容…自分のイメージと実態は合致していますか?
  • その仕事のやりがい、難しい点…自分軸で考えて解釈することが重要

このように、あくまで「自分視点」で情報を集めることがポイントです。これによってその企業や仕事についてより深く知ろうとする姿勢が生まれてきます。ただ単に「情報収集」をしようとしてもなかなか関心を持つことはできませんので、自分自身を主役として、自分にとってどんなメリットやデメリットがあるのかということに興味を持つことから始めてみると良いでしょう。

面接のためではなく未来の自分のために情報を集める

よくありがちなのが、「面接を通過するため」に情報収集をしてしまうことです。必ずしも不正解ではないのですが、すべての目的が面接合格になっては意味がありません。大切なのは、面接を通過し、入社したその先の未来です。

では未来とは具体的にどんなことを言うのでしょうか。例えば、

  • 結婚、出産、育児などに対応できる環境かどうか…女性の働き方を長期目線で考える上で重要です
  • 入社後どんな仕事を任され、将来的にどんなキャリアアップができる可能性があるのか

その他にも女性としてキャリアを積んで未来を作っていく上で必要な情報は様々あるはずです。それらの情報を集めれば、自ずと面接通過できる情報が手元に揃うでしょう。

口コミサイトは見すぎない

女性は働く環境を特に気にする傾向があります。職場の雰囲気や人間関係に敏感な女性は多いはずです。しかし、これらについてはいくら探しても、なかなか正しい情報は集められないでしょう。

これらの情報を得るために良く利用される手段として、口コミサイトを閲覧するという方法があります。通常では知り得ない情報を得られる場として多少のメリットはありますが、基本的に鵜呑みにしない方が良い情報ばかりです。なぜならば、口コミサイトに投稿している人は、実際にその企業に勤めている、もしくは勤めていた人だからです。何らかのネガティブな感情を抱えて働いている、もしくは退職した人が書き込む内容は、やはり悪意がこもってしまうものです。また、どこの部署に所属していたかもわからないので、自分自身が配属される可能性がある部署についてではない、まったく違う情報を得てしまう可能性もあります。

多少参考にすることはかまいませんが、口コミサイトを社風や人間関係を知るためのツールとして利用することは避けるようにしましょう。もちろん中には正しい情報も含まれているので、あまりにもコメントに偏りがあるようであれば多少疑っても良いでしょう。

とはいえ客観的視点も重要です

より深い情報収集をするために主観的視点が重要ではありますが、やはり客観的視点も重要な要素です。すべてがパーフェクトな転職はほとんどありません。どこかに転職するデメリットがあるかもしれないということは認識しておきましょう。例えば、年収が若干下がる可能性がある、企業規模が前職より小さい、仕事の裁量が減るなど、働く場所が変われば様々な変化が起こり得ます。

主観的視点だけで情報取集をしていると、これらのデメリットに出くわした時に転職意向がガクッと下がってしまう人がいます。しかし転職のプロから見れば、そのデメリットは妥当な内容、それを受け入れれば最善の転職になりうるというケースも多々あるのです。自分にとって絶対に譲れない条件ならば致し方ないですが、自分のキャリアや状況を客観的に把握しながら情報収集をすることも大切です。