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新卒の就職活動でも、転職活動でも、必ず耳にする「自己分析」。なんとなくわかるけれども一体何をすればいいのかよくわからないという声もよく耳にします。ここではまず、転職活動に必要な自己分析とは具体的にどんなことをすべきかをご説明します。

自己分析とは

自己分析とは、自分自身のキャリアを振り返り、自分自身の志向性を整理し、「やりたいこと」や「できること」を客観的に把握することです。

とは言え、この分析ができていない人が多いのも現実…なぜならば「今更考える必要性を感じない」「正直めんどくさい」と考える人も多いからです。しかし、人の志向性はどのときの状況によって変わりうるもので、過去の自分と今転職を考えている自分とでは考え方やできることも変化しています。

「結局どんな会社に入りたいのか、どんな仕事をしたいのかわからない」「最終的には内定が出ればそれでいいや」「内定出たけどこの会社に入社すべきなのかよくわからない」…こういった悩みを抱える人のほとんどが自己分析ができていない状態。つまり、自己分析をせずに転職に臨んでしまうと、転職が失敗するリスクがあると言えるのです。

自己分析が正しくできてないと転職活動はうまくいかないと考え、活動を本格的に始める前にしっかりと自己分析に取り組みましょう。

では、具体的にどのような手順で進めれば意味のある自己分析になるのでしょうか。

自己分析は具体的に何をする?

自己分析をするとは、具体的に以下のことについて考えることです。

  1. 自分自身のキャリアの棚卸をする
  2. 自分の志向性を考える
  3. 具体的にどんな仕事をしたいのかを考える

いざ自己分析をするとなると、何から手を付けるべきかわからない人は下記のように順を追って進めていきましょう。

①キャリアの棚卸

「強み」「得意分野」「こだわりたいこと」「やりがいを感じること」を整理する作業です。いきなり「やりたいこと」を考えろと言われても漠然としたことしか浮かばない人も多いでしょう。その漠然さを具体的にしていくための事前準備として大切なのがキャリアの棚卸です。キャリアの棚卸で重要なポイントは以下の通り。

これまでどんな仕事をしてきたのか(事実)

職種(一般職?管理職?)、職務内容(新規営業?既存顧客への営業?)、実績

どんな時に何を感じたのか(主観視)

これまでの仕事の中で、どんな時にやりがいや満足感を感じていたのか、どんな時に物足りなさや違和感を感じていたのか

自分自身のPRポイント(客観視)

人に伝えられる経験を通じて得た自分自身の強みや得意分野、仕事に対してのこだわりとは

この3つのポイントを押さえることで、自然と何ができるのか、何をしたいのかということが見えてくるはずです。まずキャリアの棚卸をすること、これが意味のある自己分析をする上での第一歩であり、もっとも重要なポイントになります。

②志向性の整理

キャリアの棚卸ができたところで、次は志向性の整理を行います。端的に言うと「自分は何をしたいのか、どうなりたいのか」を考えることです。キャリアの棚卸をして改めて認識したことを踏まえ、具体的に転職に求めることを整理していきます。ポイントは下記の2点。

具体的な姿に徐々に落とし込んでいく

例えば、「人の役に立つ仕事がしたい」という志向性が自分自身にあると気づいたとしましょう。具体的に人の役に立つ仕事とはどんな仕事を指すのでしょうか。それは介護や医療という業界かもしれませんし、鉄道や電気などの人の生活に欠かせないインフラ業界かもしれません。キャリアの棚卸をして認識した「自分のできること」と志向性をすり合わせながら、漠然とした志向性を具体的な形に落とし込んでいきましょう。

長期目線で考える

1年後、5年後、10年後…自分はどうなっていたいのかを考えましょう。「今これをしたいからやる」という考え方だけではその先の展開が想像できていないため、後々何度も転職を繰り返していく原因になる可能性があります。将来的になりたい姿を想像し、そのゴールに至るためには何が必要なのかをじっくり考えましょう。

③具体的にやりたい仕事・入社したい会社を絞っていく

①と②ができていれば、③はあまり労力を使うことはないでしょう。転職サイトで検索する条件も明確になっているはずなので、希望に合致する仕事や会社を見極めていきましょう。また、自分だけでは見つけられない可能性を見つける手段として、転職エージェントも活用することが可能です。自分自身のキャリアや志向性を伝え、客観的な視点から案件の紹介をしてもらえるかもしれません。

手順を追って自己分析を進め、それに基づいて活動をすれば、転職活動中に迷子になってしまうことは防げるはずです。転職の正解・不正解を知ること、判断することができるのはいつでも自分自身。原点に立ち返ることでブレなく転職活動を進めましょう。